横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区海岸通1)は、横浜の海と街並みと桜を一緒に楽しめる「大さん橋さくら祭り」を3月8日から開催する。
24時間開放されている屋上「くじらのせなか」に桜の造花を設置して、横浜の街並みを背景に海風を感じながら桜を楽しめる。日没後には桜をライトアップし、「日本百名月」に認定されたターミナルから夜桜とともに月の眺めを楽しめる。
「日本百名月」は、全国各地に数多ある日本の美しい名月の観光資源化を目指す団体「夜景コンベンションビューロー」によるプロジェクトで、大さん橋ターミナルは2022年1月に100番目の日本百名月に登録された。
横浜港大さん橋国際客船ターミナルは、国内最大級の大型客船ターミナル。1894(明治27)年に、当時の最新技術を駆使した鉄桟橋が完成し、開港後の日本の海の玄関として活躍してきた。2002(平成14)年、個性的なデザインと斬新な構造の空間美を持つ客船ターミナルにリニューアルされた。
大さん橋の屋上は、誰もが自由に散策できる24時間オープンの公園で、床材にブラジル産のイペ材を使用した、なだらかな起伏が特徴の屋上デッキは「くじらのせなか」と呼ばれ、横浜港の街並みを一望できる眺望で市民や観光客に親しまれている。
「大さん橋さくら祭り」の開催は4月7日まで。