横浜文化体育館跡地に2024年に整備された多目的アリーナ「横浜BUNTAI」(横浜市中区不老町2)の開館記念式典が3月23日に開催された。
オープニングの旧横浜文化体育館の歴史をまとめたクロニクル映像の放映に続き、横浜市会議長の瀬之間康浩(せのまやすひろ)さんと、横浜市商工会議所副会頭の岡田伸浩(おかだのぶひろ)さんがあいさつ。瀬之間さんは「自身の成人式は旧横浜文化体育館だった」と振り返った。
ゲストには横浜市出身の俳優の竹中直人さんと、フェリス女学院大学出身で乃木坂46の元メンバーの秋元真夏さんが登壇。山中竹春横浜市長とのトークを展開した。アリーナに立った山中市長は「ステージとアリーナがちかい一体感と臨場感を生み出す作り」と話した。
開館記念パフォーマンスは、関東学院中学校高等学校マーチングバンド部、神奈川県バトン協会・横浜市バトン協会、YOKOHAMA ROBINSが披露。
続く「命名式」で山中市長が「横浜BUNTAI」と読み上げた後、同館の外観が「帆が受ける潮風」のイメージであることにちなんで「進水式」が行われた。浸水式は、新造船の船舶が初めて水に触れる際に一般公開する儀式。
「横浜BUNTAI開館記念式典」には3022組6394人の横浜市民(在学・在勤者含む)からの参加応募があった中、抽選で約2000人を招待した。
式典に参加した市民は「マーチングバンドなどのパフォーマンスがすばらしく、開館記念に立ちあえてうれしい」「旧文体から現在までの歴史を映像で知ることができ、これからの新しい歴史の始まりに立ち合えてよかった」と感想を述べていた。
横浜BUNTAI館長となる浅原誠治さんは「これからスポーツや文化、多くのコンテンツを提供する。街の新たな賑わいのランドマークとして訪れてほしい」と来館を呼びかけ「市民と一緒になって横浜を世界に発信したい」とも。
開館は4月で、こけら落とし公演は、横浜出身のアーティスト・ゆずの公演「YUZU LIVE 2024 AGAIN AGAIN in 横浜BUNTAI」が4月6日・7日に行われる。