横浜市は、山下公園内にある「インド水塔」(中区山下町)と震災復興期の鋼アーチ橋「谷戸橋」(中区山下町~元町)と「西之橋」(中区山下町~石川町)の3件を市歴史的建造物に認定した。 「インド水塔」は、イスラム教の寺院、モスクの中庭にある泉亭を思わせる珍しいスタイルのモニュメント。1939年に震災で被災した在浜インド人に対する横浜市民からの援助に感謝してインド商組合から寄贈されたもの。市内の近代建築のうち、インドに関わる唯一の遺構。「谷戸橋」は、山下町と元町の結節点に位置する数少ない震災復興期の鋼アーチ橋の一つで1927年建築。アールデコ調の親柱を持つ。「西之橋」も、1926年に建造の鋼アーチ橋で、山下町と元町・石川町の結節点にある。 今回の認定により、横浜市の歴史的建造物として認定された建造物は、合計73件となった。
横浜市 都市整備局 歴史を生かしたまちづくり