2025年に横浜で開催される「第9回アフリカ開発会議(TICAD9)」に向けて、安全・円滑な会議運営を支援するため、山中竹春横浜市長を会長とする「第9回アフリカ開発会議 横浜開催推進協議会」が、5月9日に設立総会を開催した。神奈川県内・横浜市内の関係機関・関係団体が参加し、地元の連携強化を図っていく。
推進協議会の特別顧問は、黒岩祐治神奈川県知事とアフリカ開発会議 横浜誘致議員連盟 最高顧問の管義偉元総理が務める。
横浜市はホストシティーとして、会議が円滑に開催されるための取り組み、脱炭素分野やグリーントランスフォーメーション(GX)の国際的な認知度向上や、アフリカとのビジネス機会の創出・拡大、アフリカ諸国への技術支援などの国際協力、小中学生とアフリカとの交流による次世代の人材育成の取り組みなどを行っていく。
山中市長は「過去3回の開催では会議の成功に貢献すると共に、アフリカとの交流を深めてきた。経済界や関係団体との連携を深めて横浜・神奈川の経済の活性化につなげていきたい。市の取り組みを幅広く発信していく」とあいさつした。
黒岩知事は「各国から集まってくる方々を神奈川全体で温かい心をもってお迎えしたい。3年後はGREEN×EXPO 2027も開催される。アフリカ開発会議、グリーン エキスポともに盛り上げていきたい」と話した。
TICADは、日本政府が主導して開催するアフリカの開発をテーマとした国際会議。TICAD9は、2025年8月20日から22日まで開催される。1993年の第1回会議以降、2013年の第5回会議までは5年に一度開催され、2016年に初めてアフリカ(ケニア、ナイロビ)で行われた第6回会議から、3年に一度開催されている。横浜での開催は、パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい)で開催された2008年の第4回、2013年の第5回、2019年の第7回に続き4回目となる。