クイーンズスクエア横浜(横浜市西区みなとみらい2)のステーションコアで、5月11日、ランドセルをリメークしてスツール(折り畳み椅子)にするワークショップが初開催された。
主催はクイーンズスクエア横浜に「横浜みなとみらい店」を構えるランドセル専門店「池田屋」。ワークショップでは、家具メーカー「ヒノキクラフト」(静岡県)の家具職人が手ほどきし、参加者の手で使い終えたランドセルをリメークした。
池田屋は2022年から、ランドセルをスツールにリメークするサービスを提供。同社専務の池田篤紀さんは「ランドセルの『かぶせ』は、ランドセルの中で一番顔になる部分。一般的なリメークだと『かぶせ』を小さく切って作るが、スツールだと顔の部分をそのまま残せるので、思い出をそのままの形で残せる」と話す。
ワークショップは90分間で、各回定員5人で3回実施。参加した中学生からは「自分のランドセルが椅子になって本当によかった。長く使えると思うので、たくさん使っていきたい」「ランドセルを椅子にする作業が楽しかった。 大切に使いたい」と感想があがった。
今後については「6年間大切に使ってきたランドセルだからこそ、中学生になっておしまいにするのではなくて、形を変えて残してもらいたい。リメーク体験が好評だったので来年も開催したい」と池田さん。
同社のランドセルのリメークサービスは、オンラインショップでも取り扱っている。