6月9日に78日間の会期が終了する「第8回横浜トリエンナーレ」は6月6日から最終日まで、20時までの夜間開場を実施する。
横浜トリエンナーレは3年に一度開催される現代アートの祭典で、2001(平成13)年にスタートした。
第8回横浜トリエンナーレは「野草:いま、ここで生きてる」をテーマに、3月15日から78日間開催。会場は大規模改修を終えて約3年ぶりにリニューアルオープンした横浜美術館と、旧第一銀行横浜支店、BankART KAIKO、クイーンズスクエア横浜、元町・中華街駅連絡通路の5カ所。世界31の国と地域から参加した90組以上の作品を展示。うち日本初出展は32組、新作発表は20組。BankART1929、黄金町エリアマネジメントセンター、象の鼻テラス、急な坂スタジオとも連携している。
アーティスティック・ディレクターはリウ・ディンさんとキャロル・インホワ・ルーさん。「野草:いま、ここで生きてる」は、環境破壊や戦争、経済格差や不寛容を抱えた世界に、「野の草のようにもろく無防備で、しかしこうした状況をたくましく生き抜こうとするひとりひとりの姿に目を向け」、制度やシステムの限界を超えて未来を生きる希望を共に見出したい、という思いを込めたという。
最後の4日間で夜間会場を実施するのは国際展「野草:いま、ここで生きてる」を開催中の横浜美術館、旧第一銀行横浜支店、BankART KAIKO。「アートもりもり!」セット券で見ることができる「BankART Life7『UrbanNesting:再び都市に棲む』」と「黄金町バザール2024 ?世界のすべてがアートでできているわけではない―」も20時までに延長となる。
併せて、横浜市庁舎では第8回横浜トリエンナーレのメインビジュアルをイメージした「パープル」のライトアップを17時~22時に実施する。
「野草:いま、ここで生きてる」鑑賞券は一般=2,300円、横浜市民=2,100円、学生(19歳以上)= 1,200円。「野草」展と「アートもりもり!」のセット券は一般=3,300円、横浜市民=3,100円、学生=2,000円。
入場は19時30分まで。