境木商店街の「パレット境木ベース」(横浜市保土ヶ谷区境木本町1)で、 「Boulangerie Ensemble(ブーランジェリーアンサンブル)」(鎌倉市)と自家製ソーセージ店「Schwein Rauchen(シュバインロウフェン)」(南区永田東)が毎週水曜の「悠仲マルシェ」に出店をしている。
「パレット境木ベース」はかつてパン店「KUPPE(クッペ)」だった建物を「懐かしい街の記憶を次世代へとつなぐ拠点」として運営。現在は水曜に「ブーランジェリーアンサンブル」と「シュバインロウフェン」、隔週金曜にスイーツ販売の「アイラカフェ」など複数の店舗が出店している。
「ブーランジェリーアンサンブル」は鎌倉市のパン店で最寄り駅は江ノ島電鉄の長谷駅。オーナーシェフの木原暁さんは、都内や横浜のパン屋で修行したのち
2013年に渡仏、フランスで学んだ「生活に密着するパン」、主にバケットへ情熱を注いで、焼き上げる。小麦は国産、フランス産をミックス。北海道興部町から直送の有機牛乳や発酵バター、「ワタナベファーム」の純国産平飼い鶏卵など、 直接仕入れをした食材でパンを作る。
同店のクロワッサンは東京2020オリンピックでフランス代表に提供。大会のセーリング競技会場が、江の島ヨットハーバーで、偶然同店を訪れたフランス代表の選手がその味を気に入り、リクエストされたという。
マルシェの店頭には「クロワッサン ジャポネ」と「クロワッサン フランセ」の2種類が並び、店員の山王里夏さんは「クロワッサンフランセは、サクッとはらはらとした食感の中にバターの芳醇(ほうじゅん)な香りが口いっぱいに広がり、繊細でぜいたくな余韻も楽しめる。ジャポネは、日本人の舌に合うよう、昔から食べているような親しみやすいクロワッサンで、サクッとした後にもちっとしたパンらしさがある」と話す。
店舗マネ\ジャーの中村悠人さんは「境木商店街はノスタルジックでなつかしい感じの商店街」といい「これからいろんな店とコラボレーションしてみたい」と笑顔を見せた。
営業時間は10時~13時ごろ。