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オルガン・アドバイザー中田恵子さん 県民ホール休館前最後のリサイタル

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 オルガン・アドバイザーの中田恵子さんによるリサイタル「C×Organ オルガン・コンサート・シリーズ 中田恵子 オルガン リサイタル オール・バッハ・プログラム」が11月16日、神奈川県民ホール(横浜市中区山下町3)で開催される。休館前最後の中田さんのリサイタルとなる。

県民ホール休館前最後のオーディション 開館50周年記念日の演奏者募集

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 中田さんは東京芸術大学大学院修了後、渡仏。第11回アンドレ・マルシャル国際オルガンコンクール(2013年)で優勝するなど活躍を続けるオルガニスト。神奈川県民ホールのオルガン・アドバイザーには2020年に就任。演奏のみならず、オルガン事業の企画・監修も務めている。

 神奈川県民ホールは1975(昭和50)年1月17日に開館、来年1月に50周年を迎える。施設老朽化に伴い、同年3月31日をもって休館することが発表されている。

 中田さんにとって、神奈川県民ホール休館前の最後となる単独リサイタルはドイツの「ヨハネス・クライス社」製のオルガンを演奏。自らの原点「J.S. バッハ」を取り上げ「オール・バッハ・プログラム」を届ける。

 プログラムは、2023年に「CDショップ大賞」を受賞したオール・バッハ・プログラムのCD「Pray with Bach」に収録されたオルガン小品集を中心に、バッハの多様なスタイルの作品を盛り込む。

 オルガニストを志したきっかけがバッハだったという中田さんは「J.S. バッハは私にとって特別な存在」といい、「私が魅了され続けているバッハのオルガン音楽を、さまざまなスタイルで繰り広げられるバッハの宇宙を、この4年間共に歩んできた相棒クライス・オルガンと、ホールいっぱいに響かせられますように」とコメント。

 同館オルガン事業担当の山下舞さんは「オルガン小曲集と共に、前奏曲とフーガやトッカータ、アダージョとフーガなどさまざまなバッハの曲が味わえる。休館前最後の中田さんのリサイタルに立ち合って」と来場を呼び掛ける。

 料金は一般=3,500円、ペア6,500円、学生(24歳以下・枚数限定)=2,000円。チケット発売開始日はかながわメンバーズ=7月20日、一般=7月28日。

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