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螺旋階段が公演「氷は溶けるのか、解けるのか」 事故をめぐる家族の姿描く

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 神奈川県で活躍する劇団「螺旋階段」が7月26日~28日、神奈川県立青少年センタースタジオHIKARI(横浜市西区紅葉ケ丘 9)で第35回公演「氷は溶けるのか、解けるのか」を行う。

神奈川県立青少年センタースタジオで「氷は溶けるのか、解けるのか」

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 同劇団は2006(平成18)年8月、緑慎一郎さん、田代真佐美さん、上妻圭志さん、三春瑞樹さんの4人で旗揚げした劇団グループ。劇団名は当初「マッチ小屋」にするも、翌日朝に「螺旋階段」に変更した。以後、年2回のペースで横浜と小田原で定期公演を続けている。

 定期公演は、主に緑さんが脚本と演出を担当するオリジナル作品で、地域のなりわいや歴史を織り込んだ人間模様ドラマが多い。

 今回の演目「氷は溶けるのか、解けるのか」は、工事現場で資材落下により子どもが犠牲なった事故を巡り、謝罪を受け入れられない母親と受け入れようと決めた父親の姿を描く人間ドラマ。脚本・演出の緑さんは「身内が傷つかないと気が付くことができない。生きることに感謝なんかするな。生きていくという強い意志がこの世界には必要」と物語を貫くテーマについて話す。

 今回の公演は、文化芸術の魅力で人を引きつけ、県民が幅広く文化芸術に親しむ機会を提供し、地域のにぎわいをつくり出す「神奈川文化プログラム」に認証されている。

 出演は、田代真佐美さん、水野琢磨さん、露木幹也さん、根本健さん、緑慎一郎さん、岡本みゆきさん、木村衣織さん、影島沙絵さん、須藤旭さん。開演は、26日=19時、27日=13時・18時、28日=13時。チケットは、前売り=3,000円、当日=3,500円。

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