認定NPO法人横浜移動サービス協議会(横浜市中区真砂町3)はそごう横浜(西区高島2)地下2階正面前の新都市プラザで7月26日、「DXを活用した移動支援 移動が楽しくなる体験イベント」を開催する。
横浜移動サービス協議会は2000年に結成、2004年に法人化し今年で創立20周年を迎える認定NPO法人。福祉車両が希少だった当時から「移動の権利は基本的人権」として、外出が困難な人を対象にした移動支援に取り組んできた。
同協議会は病院施設・介護施設向けの介護タクシー配車アプリ「i-CareGO(アイケアゴー)」を開発したアイネット(西区西区みなとみらい5)に、個人・家族向け向けアプリの制作を依頼。7月にはいつでも個人で介護タクシーの配車依頼をすることができるアプリサービス「i-CareGO(個人・家族向け)」をリリース。車いすやストレッチャーのまま乗り降りができる装備などを備えた介護タクシーを気軽に呼ぶことができる。
体験イベントでは配車依頼からタクシーマッチング成立までを疑似体験する「i-CareGO(個人・家族向け)」のアプリ体験コーナー、車いす操作方法や介助方法を学ぶ「車いす体験コーナー」、動画 「介護タクシーでお出かけしたよ」の視聴コーナー、移動支援サービス相談コーナーや、移動支援やガイドボランティアの取り組みを紹介するコーナーを設けるほか、介護タクシーのドライバーでシンガーでもある山口紗矢佳さんのトークと歌や、B型作業所に勤務するホッシーポコさんによるマジックショーとバルーンサービス、てまわしオルガンKINOさんのパフォーマンスなどのステージイベントも行う。
同協議会の副理事長の山野上啓子さんは「以前は介護タクシーを呼びたい時には一社ずつ電話を掛けて、その都度必要な介護の度合いを伝え、何日も前から予約をする必要があった。アプリでは介護の度合いは一度入力するだけでよく、当日でも介護タクシーを探すことができる。ぜひ体験して」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~19時。11時から会場でオプニングセレモニーを行う。入場無料、予約不要。