横浜の市民管弦楽団「ヨコハマベイフィルハーモニー」が8月4日、横浜みなとみらいホール(横浜市西区みなとみらい2)で第10回定期演奏会を開催する。
ヨコハマベイフィルハーモニーは、2013年に同ホールで開催されたチャリティー吹奏楽コンサート「横浜開港祭ザ・ブラスクルーズ」で公募メンバーによる管弦楽団として「第九」を演奏したことがきっかけとなり、2014年に結成された市民オーケストラ。年1回の定期演奏会のほか、潮田地区センター(鶴見区本町通4)でのロビーコンサートや第九演奏会など、横浜市内で地域密着型の活動を行ってきた。同楽団は、2020年4月にみなとみらいホールでの演奏会を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で中止となった。
演奏会には、YBP合唱団も参加し、ベートーヴェンの「交響曲第九番」(合唱付き)と、ブラームスの「大学祝典序曲」を演奏する。指揮者は、楽団の活動初期に常任指揮者を務めていた松本宗利音(まつもと しゅうりひと)さん。ソリストは、中江早希さん(ソプラノ)、布施奈緒子さん(アルト)、宮里直樹さん(テノール)、増原英也さん(バリトン)。
ヨコハマベイフィルハーモニー団長の池谷真澄さんは「第九は私たちにとって特別な曲。今年は、第九がウィーンでベートーヴェン本人の指揮により初演されてから200年という記念すべき年。再びみなとみらいホールでこの曲を演奏できることに、運命を感じると共に感謝したい。第九の歌詞にある『歓喜』と『全ての人は兄弟となる』というメッセージを、みなさまと共に分かち合えるひとときしたいと思う」とコメントしている。
開演時間は14時。入場料は1,000円(全席指定)。前売り券は完売で、当日券は100枚程度販売予定。