技術系スタートアップの成長支援拠点が11月、横浜ランドマークタワー(横浜市西区みなとみらい2)の敷地内にオープンする。運営事業者は三菱地所と横浜未来機構共同企業体。
施設外観イメージ みなみとらいに技術系スタートアップの成長支援拠点
研究者・技術者人口の多さ、グローバル企業の研究開発拠点の集積といった横浜の強みを生かし、市が推進する脱炭素などの技術系分野での、巨大な未上場のスタートアップ創出を目指す。
主な機能は、技術系スタートアップの成長や、エコシステム全体の人材交流促進に資するイベント・プログラムの開催。海外支援機関などと連携し、人材をつなぎ、ビジネス機会に発展させるコーディネートも実施する。
主な海外支援機関はモビリティ分野に特化したドイツ・ベルリンのイノベーション支援組織「The Drivery」と、米国ボストンを中心としたグローバル・ネットワークを有する支援組織「Venture Cafe」
横浜市経済局イノベーション推進課担当課長の大橋直之さんは「研究開発系の人材が多い横浜をフィールドに、スタートアップや大企業の垣根を越えて連携が活性化し、グローバルに通用するスタートアップが次々と生み出されるエコシステムを構築したい」と話す。
施設内には、ワーク・ラウンジ、カフェ、プロトタイプ展示・体験空間、外部交流空間を置く。ワーク・ラウンジでは100人規模のイベントが開催可能。
施設名称とイベント・プログラムなどは 10月頃に公表予定。