横浜市は10月23日と24日の2日間、「第13回アジア・スマートシティ会議」をパシフィコ横浜ノース(横浜市西区みなとみらい1)で開催する。
2025年開催のTICAD9関連で「アフリカビジネスセッション」も
昨年の第12回会議では、45カ国・地域から約2,700人が参加し、アジアの脱炭素化に向けた共同宣言が行われた。
今年は、「アジアの都市と共にグリーンな未来へ」をスローガンに掲げ、「脱炭素・グリーントランスフォーメーション(GX)」をテーマに、アジア諸都市、国際機関、企業、学術機関など国内外の多様なステークホルダーが参加。カーボンニュートラルの実現に向けた革新的な技術やアイデア、都市課題の解決に向けたナレッジなどを共有する約20のセッションを実施する。
山中竹春横浜市長が登場する新たなグリーン社会の実現に向けた都市の役割をテーマとしたセッション、脳科学者・茂木健一郎さんによるスペシャルキーノート「脳と人工知能、地球環境の間のアラインメントの未来」、イケア・ジャパンのペトラ・ファーレさんによるビジネスキーノートのほか、ウェルビーイングと都市デザイン、半導体オープンイノベーション、サーキュラーエコノミーの推進、アフリカビジネスの可能性などをテーマにしたセッションが行われる。次世代を担う若者が参加するセッションでは、ヨコハマ未来創造会議や市内の大学生たちが、グリーン社会の実現に向けたアイデアを発表する。
「GX」、「最先端技術」、「都市課題解決」、「イノベーション」をテーマに約50の企業ブースが設けられ、持続可能なグリーン社会の実現に向けた先進的な技術やソリューションを発信。会場には商談やビジネスマッチング用のスペースも設置する。
横浜市国際局の卯都木優子課長は「持続可能な社会の実現に向けて、アジアの都市の連携を深めるとともに、国内外の脱炭素の関係者が、横浜で『つながる』機会となる。市民の皆様、企業の皆様の多くの参加をお待ちしている」とコメントしている。
開催時間は10時から17時まで。参加費無料(事前申込制)。