「開港5都市景観まちづくり会議2024 横浜大会」が11月23日、始まった。
同会議は、安政5年に開港港に指定された5都市(函館・新潟・神戸・長崎・横浜)の市民が、景観やまちづくりの課題を協議し、相互に交流することなどを目的に、毎年各都市で持ち回り開催をしているもの。
今回の横浜大会は 30 回目。大会のテーマは「みらいへの架け橋 ~時代の積層で輝くまちとひと~」。
23日は横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1)で、実物そっくりの「動くペリー提督像」が出迎え。映画「帰ってきた あぶない刑事」プロデューサー の近藤正岳さんの基調講演「あぶない刑事からみる横浜の都市景観」で幕を開けた。
続いて、神戸元町商店街の高村昌幸さん、長崎居留地歴史まちづくり協議会の梅元健治さん、函館景観まちづくり協議会の仙石 智義さん、歴史都市新潟研究会の杉山節子さんと、伊勢佐木町商店街の川井喜和さんが各都市の取り組みを紹介。
夜のウェルカムパーティでは、横浜実行委代表の山本博士さんが「先人から授かった魅力的な景観をより良い形で未来に引き継ぎたい」とあいさつ。山中竹春横浜市長は、持続可能(サステナブル)であることの大切さに言及した。
パーティでは「キャロル山崎 with 皆川トオルカルテット」が演奏中、歌の歌詞の一部を「まちづくり」に変え場を沸かせる中、各都市でまちづくりに取り組む人たち約150人が親交を深めた。
横浜大会に参加した大泉潤函館市長は「昨年は迎える側だったが、他の都市を訪れられることがありがたい。歴史的建造物で繋がった5都市の絆は素晴らしい」と話した。
同会議は3日間開催され、最終日の25日には、11時~12時に横浜市役所アトリウムで報告会が行われる。