
横浜市の児童生徒を代表してニューヨークを訪問した「よこはま子どもピースメッセンジャー」の小中学生4人が11月26日、山中竹春横浜市長を訪問し、今年度の活動について報告を行った。
「よこはま子どもピースメッセンジャー」は、市内の小中学生約4万人が参加する「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」で市長賞を受賞した児童生徒が3年間の任期で委嘱され、国際平和の大切さを学び、広める活動を行う役割を担っている。
今年度のメッセンジャーは、市場小学校けやき分校6年の志村優妃さん、大道小学校6年の加藤夢丸さん、潮田中学校3年の林睿騰さん、西谷中学校3年のイグウェ ケイト友菜さんの4人で、10月にニューヨークの国際連合本部を訪問し、モハメッド国連副事務総長ほか国連関係者との面会や国連国際学校(UNIS)での交流を行うなどのプログラムに参加し、国際平和の重要性について体験的に学んだ。
今回の市長訪問では、ニューヨークでの活動内容を報告し、それぞれが国際平和への思いを伝えた。
報告会では、市長が歓迎の言葉を述べた後、メッセンジャーたちが国連本部や国連国際学校での交流の様子を振り返りながら、訪問の成果を報告した。また、メッセンジャーたちは自身の経験を通じて感じた平和への思いを共有し、市長との懇談の場では横浜市からできる平和活動について意見を交わした。
山中市長は「皆さんがニューヨークでの研修を経験して、世界の広さを知り、地球規模の課題解決に向けて、積極的に行動しようという思いを持ってくれたことがうれしい。皆さんと一緒に地球規模の課題解決に向けてがんばっていきたいと思った」と話をした。
横浜市は、12月9日には横浜で国際平和シンポジウムを開催する(観覧申込みは終了)。