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掃部山公園にシドモア桜を植樹

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 横浜市西区の掃部山公園(西区紅葉ケ丘57)で12月20日、「シドモア桜の会 横浜」と西区制80周年記念事業実行委員会、西区が協力し、シドモア桜の苗木を植樹した。植樹は、西区制80周年を記念するとともに、2027年開催予定の「GREEN×EXPO 2027」に向けた取り組みの一環として行われた。

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 シドモア桜は、1912年に日本から米国ワシントンD.C.へ贈られた約3000本の桜の苗木に由来する。この桜はポトマック河畔に植えられ、日米友好の象徴として親しまれている。当時、この植樹に大きく貢献したのが、アメリカ人紀行作家エリザ・R・シドモアだった。彼女は現在、横浜市中区の山手外国人墓地に眠っており、その縁から1991年にはポトマック河畔の桜が「里帰り桜」として墓前に植えられた。今回植樹されたシドモア桜は、その里帰り桜から接ぎ木され育てられた苗木である。

 西区制80周年記念事業実行委員会の平野周二委員長は、「今回植樹したシドモア桜は、まだ幼い苗木ですが、西区がこの先90周年、100周年と歩みを進めていく中で、桜も成長し、いずれ、春には満開の桜で訪れる人々を楽しませてくれるようになることと思う。西区の未来に向けて、皆さまもこのシドモア桜の成長を見守っていただけますと幸い」とコメントした。

 掃部山公園には横浜開港に貢献した井伊直弼公の銅像もあり、歴史的な背景とともに地域住民や観光客に親しまれている。今回の植樹により、公園の魅力向上や、地域活性化への寄与が期待されている。

 問い合わせ先は、西区制80周年記念事業実行委員会事務局(西区区政推進、045-320-8338)または「シドモア桜の会 横浜」(sakura.scidmoreesy@gmail.com)まで。

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