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弘明寺の観音橋とさくら橋で「橋の上の市場」初開催

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 横浜市南区の弘明寺かんのん通り商店街で1月26日、マルシェイベント「橋の上の、弘明寺市場」が初開催された。
会場は弘明寺かんのん通り商店街の間を流れる大岡川にかかる観音橋とさくら橋。

マルシェ「橋の上の、弘明寺市場」に多くの人が集まった 

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 地元の食材やクラフト作品を扱う出店者が約20店舗が出店し、訪れた人々は大岡川にかかる橋の上で、横浜産ワインや色鮮やかな手作りドレッシングなど珍しい商品の背景や、近隣に住むアーティスト制作の作品などに込められた想いを聞きながら買い物を楽しんだ。

 同商店街は、横浜で最も古い寺「弘明寺」を中心に発展した門前町として歴史があり、昔ながらの人情味あふれる商店街として親しまれている。最近では、近隣で空き家を活用したシェアハウスや民間のアーティストレジデンス「共創型コリビング ニューヤンキーノタムロバ」などの運営が始まっており、若いアーティストやコーヒーショップ、小説家、建築を学ぶ学生たちといったクリエイティブな人々が集まっている。

 今回のマルシェは、横浜弘明寺商店街協同組合の小林宗之理事長が就任した2年ほど前から構想され、商店街内外のメンバーで構成する「橋の上の、弘明寺市場実行委員会」が、昨年1年をかけて準備を進めてきた。マルシェをコーディネートしたダバンテス・ジャンウィルさんは出店者を募るにあたって「商店街にあるお店とはかぶらないように、個性的な商品や作品を提供する方たちを招いた」という。

 マルシェには、地元在住のアーティスト、横浜市外から参加した出店者などのブースが軒を連ねた。各ブースでは、出店者同士や来場者との対話が生まれる場面も多く見られた。さらに、弘明寺の沿革を紹介しながら町歩きコースを紹介するパンフレットも配布された。

 マルシェをコーディネートしたダバンテスさんは「このマルシェは、弘明寺の多様な魅力を発信しようという思いからスタートした。この場をきっかけに、弘明寺の温かい魅力をより多くの人に知ってほしい」と語った。また、小林理事長は「今後は、地域の障害者作業所や学校などとも連携を広げて、より地域と商店街をつなぐマルシェに育てていきたい」と話している。

 今後、毎月第4日曜日に定期開催する。次回開催は2月23日。

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