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横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3)がリニューアルオープン、2月8日からオープン記念に「おかえり、ヨコハマ」展を開催する。
横浜美術館は、1989(平成元)年3月25日に横浜博覧会のパビリオンとして開館、11月3日に正式開館した。2021年3月から3年にわたる大規模改修工事、2024年3月~6月の「第8回横浜トリエンナーレ」の開催後、11月1日に一部開館していた。
2月7日は、15時から開会式を開催。同館が作品を所蔵している作家など、美術館と関係のある約200人が集まり、美術館館長の蔵屋美香さんがあいさつ、空間構築をした建築家の乾久美子さん、アートディレクター・グラフィックデザイナーの菊地敦己さん、コピーライターの国井美果さんと、「おかえり、ヨコハマ」出品作家の折元立身さん、クリス・チョン・チャン・フイさん、檜皮一彦さん、松田修さん、百瀬文さんを紹介。蔵屋さんは、展示とともに、無料で過ごすことのできるエリアを拡充したことなどを説明した。
「おかえり、ヨコハマ」展は8部構成で、「横浜」をキーワードに、美術館のコレクションに立ち返る展覧会。1部=「みなとが、ひらく前」、2部=「みなとを、ひらけ」、3部=「ひらけた、みなと」、4部=「こわれた、みなと」、5部=「また、こわれたみなと」、6部=「あぶない、みなと」、7部=「美術館が、ひらく」、8部=「いよいよ、みなとがひらく」。
縄文時代から1万5000年以上の年月を、ポール・セザンヌやパブロ・ピカソなどの名作に加え、各所から作品を借り、アーティストにも新作を依頼し、表現した。全体の約8割は、1万点以上の同館コレクションから展示。テーマは「多様性」で、開港前に生きた人びと、女性、子ども、さまざまなルーツを持つ人びとなどにも注目。子どもがゆっくりと作品に向きあえるよう作品をやや低い高さに展示した「子どもの目でみるコーナー」も設置した。
同展の観覧料は一般=1800円、大学生=1500円、中・高生=900円、6月2日まで。