横浜みなとみらいホール（横浜市西区みなとみらい2）が2月17日、避難訓練コンサートを開催する。

　「避難訓練をもっとリアルに、観客を入れて行う」という趣旨で開く同コンサート。演奏の途中で地震が発生したという想定で、ホールスタッフの誘導の下、来場者と出演者が避難する。実際のコンサート中に訓練を行うことにより、来場者の防災意識とスタッフの危機対応能力の向上を図るという。

　演奏は横浜市消防音楽隊。同隊のテーマ曲「Bon Voyage」をはじめ、「ハンティンドン・セレブレーション」「勇気の旗を掲げて」「横浜市歌」「戦場のメリークリスマス」「クラリネットキャンディ」「ディズニーメドレー・リターンズ」を演奏予定。訓練をリアルに行うため、どの曲の途中で訓練を行うかは公表していないという。

　会場は大ホール。訓練が始まる前は指定のエリアに着席する必要があるが、訓練終了後は自由な席で以降の演奏を楽しむことができる。

　同ホール担当者は「公演中のコンサートホールは、同じ空間に多様な人が集まっている一つの社会。ご来場の皆様には音楽を楽しんでいただくとともに、当館スタッフに協力して避難、安全を確保する訓練を通じて、災害発生時の行動を考える機会にしてもらえれば」と参加を呼び掛ける。

　開催時間は10時30分～12時（10時開場）。入場無料。全席自由。定員は先着500人程度。入場の際はホームページからダウンロードしたチラシを受付で提示する必要がある。