横浜市建築局は、インスタグラムを活用した「よこはま建築フォトコンテスト」の入賞作品を発表した。今年で3回目の開催となる今回は「横浜 × 建築 × 花や緑」をテーマに、2024（令和6）年8月から11月にかけて作品を募集し、過去最多となる1024点の応募があった。審査の結果、最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作10点の計15点が選ばれた。

優秀賞は@sh_pho_to_さんの「横浜ランドマークタワー」を写した作品「夜の公園」

　最優秀賞には、ホテルニューグランド（横浜市中区山下町）を撮影した「100年前の思いを礎に」が選ばれた。受賞者はインスタグラムユーザーの＠_toki_photographさん。審査員を務めた写真家の森日出夫さんは「横浜の代表的な山下公園と歴史的建造物のニューグランド。手前に海を入れ、小橋を渡る2人の日傘は季節感を感じさせる。縦位置で配置した構図も素晴らしい」と講評した。

　優秀賞には2作品が選ばれた。建築局長賞・建築保全公社理事長賞を受賞した「夜の公園」は、横浜ランドマークタワー（西区みなとみらい2）を背景に、夜の静けさと月の光が演出する幻想的な雰囲気が高く評価された。撮影者は＠sh_pho_to_さん。また、「森のあずまや」は、せせらぎ公園東屋（都筑区新栄町17）を舞台に、木漏れ日と風に揺れる赤いワンピースのコントラストが印象的な作品となった。撮影者は＠r_k__photoさん。

　このほか、佳作には横浜マリンタワー（中区山下町14）、外交官の家（中区山手町16）、横浜港シンボルタワー（中区本牧ふ頭1）などの建築物を題材にした10作品が選ばれた。

　入賞・佳作作品は、横浜市庁舎（中区本町6）2階のプレゼンテーションスペースで展示される。展示期間は3月15日から27日まで。入賞作品はパネルで展示され、佳作を含めた応募作品はデジタルサイネージでも紹介される。

　受賞作品は横浜市公共建築の公式インスタグラム（@yokohama_kokyokenchiku）でも順次公開される。