
「星天qlay(ほしてん・くれい)」のEゾーンの営業が3月27日、始まる。運営は相鉄グループの相鉄アーバンクリエイツ(横浜市西区南幸2)と相鉄ビルマネジメント(同)。
同施設は相鉄線の星川駅と天王町駅の間、約1.4キロの高架下に位置する商業施設。A~Eゾーンの5つのエリアに分かれており、2023年2月に第1期としてBゾーンが開業し、段階を踏んで開業してきた。Eゾーンの営業開始で全面開業となる。
Eゾーンは天王町駅YBP口改札直結で、和洋中の飲食店と集合住宅からなる。コンセプトは「カルチャー、混沌との出会い」。駅利用者、地域住民、駅周辺企業で働くビジネスパーソンなど多種多様な人々が訪れることで、「異なる価値観がぶつかり合い、混沌で異質な交流ができる空間を目指す」という。
先行して開業している他のエリアには、スーパーマーケットや生活雑貨店、カフェ、シェアオフィス、イベントスペースなどが入っており、「生きかたを、遊ぶまち」をコンセプトに、周辺のにぎわいやつながりの創出に取り組む。
Eゾーンに新規出店するテナントは洋食ビストロ×クラフトワイン「MuM′」、中華居酒屋「ジョウジョウ飯店」、寿司・日本酒「立ち呑み寿司 りくまる」、もつ焼き「肉の佐藤」、カジュアルイタリアン「fragrante tipico」、バー「お酒の美術館」、クラフトビール醸造所・ビアバー「TDM 1874 Brewery」の7店。「TDM1874Brewery」のみ4月下旬からの営業で、27日は店舗前にキッチンカーを出店してビールを提供予定。併せて、持ち帰り弁当・惣菜「キッチンオリジン」とカジュアルフレンチ「MASSE」が2024年7月に同駅東口側に先行出店している。
相鉄不動産が貸主となる賃貸マンション「グレーシアフィット天王町」(保土ケ谷区天王町2)は、1K~1LDKで全30戸。単身者やDINKs世帯がメインターゲットで、駅直結の利便性と全戸リバービューの見晴らしが特色。相鉄線が走る様子を窓から眺めることができる住戸もある。
高架下の開発を担当した相鉄アーバンクリエイツ開発推進部の小杉山祐昌課長は「2023年から事業を進めてきて、地域の人たちには迷惑をおかけしてきた。全面開業にあたって感謝したい」と話す。
27日~30日はEゾーンの特設会場で開業イベントを実施。ステージイベントのほか、星川・天王町駅と施設各ゾーンに設置された6種類のスタンプを集める「重ね押しスタンプラリー」を開催する。Eゾーン店舗での3000円以上利用レシートを提示すると、各日先着150人にオリジナルラベルのクラフトビールを進呈する。
開業イベントの開催時間は11時~19時。