
天然ダンス工房(横浜市中区大和町2)は4月26日と27日、ダンス公演とワークショップ、マルシェイベントを開催する。
山手駅至近の「山手アートプラットホーム」1階でマルシェ、2階でダンス公演を行う
「天然ダンス工房」は、10代からダンサーとして活動してきた松井ゆきみさんが1995年に根岸駅近くにスタジオを開設して始めた。2014年に山手駅近くに山手アートプラットホーム(中区大和町2)を開設し、今回は開設11周年を記念した企画の第1弾として開催する。
ダンス公演「Tennen Dance Koubou Studio Performance」では、地元に拠点を置く振付家・ダンサーによる新作発表や、ゲストダンサーを招いたプログラム構成。パフォーマンスは2日間で各日2回、14時30分からと17時から実施。出演は宮悠介さんによるソロ作品、松井ゆきみさんによる新作群舞「茶3」、上松萌子さんと尾崎くるみさんによるデュオ作品など。構成・演出は松井さんが務める。
ワークショップは、26日は上松萌子さんによる「初級コンテンポラリー」、宮悠介さんによる「心身ほぐして弾ませる」を行う。27日は上松さんの「初級JAZZコンテンポラリー」と、宮さんの「からだ うごき おどり」を実施する。
講師の上松さんは幼少期からクラシックバレエをはじめ、モダン、ジャズ、コンテンポラリーなどの多様な技術を習得。国内外で舞台出演やMV、CM出演、振付も行う。宮さんは舞踏や現代舞踊をベースに独自の表現を追求するダンサー・振付家で、2024年には京都芸術センター主催「F2024 KCA京都芸術センター舞台芸術賞」でファーストプライズを受賞している。
1階では地元の飲食店や雑貨店などによるマルシェを同時開催。はたけワークの野菜と手作りパン、アトリエもくせいのさをり織り製品、はな工房の焼き菓子や雑貨、アルカヌエバの革製品、メルのヘッドマッサージ、などが出店する。アロマハンドマッサージなどの体験もできる。開催時間は11時~16時。
松井さんは、「天然ダンス工房専用スタジオでを建てた11年前から現在まで、コンテンポラリーダスの知名度はまだ低いと感じている。映画を観に行くような気軽さで、街中でコンテンポラリーダンス公演を観ていただく機会を増やしたいと思い継続してきた。第一線で活躍するダンサー、大道芸人、音楽家などのゲストを招き続けてきた結果、プロダンサーや指導者が何人も育っているという嬉しい結果につながっている。障害者施設の商品も取りそろえるマルシェにも、ぜひ足を運んでほしい」と話している。
公演とワークショップはいずれも予約制で、各回15分前から入場可能。問い合わせは天然ダンス工房(電話:045-777-9664)まで。