NPO法人横浜アートプロジェクトが11月11日から14日まで開催する「第3回横濱学生映画祭 横浜国際映像文化祭2004」に北京電影学院(Beijing Film Academy)が参入することが決まった。北京電影学院とは50年以上の歴史を持つ、アジア最大の映像作家養成の大学で、張芸頼(チャン・イーモウ)監督や陳凱歌(チェン・カイコウ)監督など数多くの映画人を輩出している。横浜アートプロジェクトは昨年12月に「中国日本学生映画交流 横浜シンポジウム2003」に同学院の学長をはじめとする使節団を招き、日本の映像関連学校の関係者と共にシンポジウムを行った。今回の参入をきっかけに、今後横浜をアジアの映像文化発信地として育てていくための体制づくりを日中が協力して行っていくねらい。第3回横濱学生映画祭では日本の各学校の優秀作品や日本のインディペンデント映像作家の作品の上映に加え、同学院学生作品の秀作10作品と同学院を卒業した田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)監督の最新作、さらに張芸頼監督や陳凱歌監督の学生時代の作品も上映する予定。会期中は会場となる横浜市開港記念会館やBankART1929馬車道を拠点にシンポジウムやワークショップも開催、市民のメディアリテラシー向上と若手作家の育成を目指す。横浜アートプロジェクト