来年9月中旬から12月中旬まで、山下ふ頭第3、4号公共上屋ほかで開催される現代美術の祭典「横浜トリエンナーレ2005」のアートディレクターが9日、建築家の磯崎新氏に決まったことが発表された。1931年生まれの磯崎氏は、個人的な志向と空間の展開を建築において表現し、建築はもとより思想や美術、デザイン、映画などにまで影響を与えてきた人物。今回の横浜トリエンナーレ2005のテーマについて氏は「既存の国際美術展の枠組みを組み立てなおし、領域を美術、建築、そしてコンテンポラリーカルチャーにまで拡大し、領域の区別をなくした新たな国際美術展のシステムを明示したい」と語っている。同祭典の主催は国際交流基金、横浜市、NHK、朝日新聞社、横浜トリエンナーレ組織委員会。横浜トリエンナーレ2005 公式ホームページ