横浜市は川崎市と実施した不動産の共同公売で、落札価格総額が見積価格の2.2倍の約1億6,252万円に上ったことを発表した。公売は通常、各市が独自に実施するものだが、今回はそれぞれの市が高額な市税を滞納している滞納者の同一不動産に差押さえを執行していたため、売却の効率化を図るため初めて共同で実施したもの。公売物件は、横浜市青葉区と川崎市高津区の土地や土地付建物など計5件で、すべて落札された。落札価格総額は、見積価格(最低入札価格)が総額7,400万円だったのに対し、約1億6,252万円と見積価格を8,852万円上回る結果となった。買受代金は、公売の費用等を差し引いて滞納市税に充てられる。
横浜市財政局主税部