挑戦者にやさしいかながわづくり実行委員会は2月11日、神奈川県内の優れた事業家や経営者を顕彰する「第2回 かながわ“キラリ”チャレンジャー大賞 表彰式」で、12名のファイナリストのなかから大賞2名を選出、神奈川県の松沢成文知事から表彰状とトロフィーが手渡された。大賞に選ばれたのは、スタートアップ部門からはアップコン代表取締役の松藤展和氏、一般部門からはチップワンストップ代表取締役社長の高乗正行氏。アップコンは、コンクリート床を解体することなく地盤沈下を修正するオーストラリアの工法をもとに、日本の現状にマッチした新工法「アップコン」を開発したベンチャー。その社会貢献度の高い事業内容と、特殊樹脂に完全ノンフロン材を使用し、環境に配慮したことが高く評価された。チップワンストップは、半導体・電子部品をワンストップでスピード調達できるEコマースサイト「www.chip1stop.com」を運営し、電子デバイスの少量多品種生産の時流に対応したサービスを提供している企業。IT時代に対応した新しいビジネスモデルの構築、起業からわずか3年8ヶ月で東証マザーズ上場を果たした成長速度、また今年2月中に他社と共同でエレクトロニクス業界に特化した投資ファンド「イノーヴァ」を設立するなど、その優れた事業展開が高く評価された。(写真左:アップコン代表取締役の松藤展和氏、右:チップワンストップ代表取締役社長の高乗正行氏)
かながわ“キラリ”チャレンジャー大賞