1895年創業の牛鍋料理の老舗「荒井屋」は3月14日から5月7日まで、新店舗出店予定地である万国橋の入口にある旧「喫茶室ルノアール」(中区海岸通4)をアーティストの作品展示スペースとして活用する。『2006 INSTALLATION TOUR「AFTER IMAGE3」』と題した展示の内容は、クリエイターの穂積由紀夫氏と橋本光信氏のユニット「HigH」のオブジェ、写真家の森日出夫氏の写真、ライティングデザイナーの東海林弘靖氏の光のインスタレーションで、店舗の大きな窓を通して通りから見ることができる。期間中他のアーティストとのコラボレーション作品の展示やパフォーマンスをおこなう予定。土日祝日は会場内を一般公開する。「荒井屋」の新店舗は今秋オープンの予定で、改装工事が始まる5月までアート作品の展示スペースとして店舗を提供したとのこと。馬車道駅周辺の同地域には、アートの表現の場である「BankART 1929 yokohama/BankART studio NYK」、アーティストなど約50組が入居する「北仲BRICK&北仲WHITE」、歴史的建築物を活用した「東京藝術大学大学院映像研究科」、アート系企業や教育機関が入居する「創造空間万国橋SOKO」などのアートやデザインの拠点が集積している。