横浜市立大学は4月3日、同大学教員と外部専門家の連携により、独自のCSR(企業の社会的責任)規格の開発と、CSRのコンサルティング等を行う大学発ベンチャー「横浜市立大学CSRセンター」を大学内に設立したことを発表した。CSRとはCorporate Social Responsibilityの略で、企業の活動に社会的公正や倫理、環境への配慮を取り入れ、 ステークホルダー(消費者、従業員、地域社会)に対し責任ある行動を取るという考え方のこと。同センターではコンサル・監査部門、研究部門、教育部門の3部門を置き、横浜市大独自の使い勝手のよいCSR規格を開発するとともに、中小企業やNPOもCSRに取り組めるようサポートを行い、経営能力と経営倫理の向上に貢献することを目標とする。事業形態はLLP(有限責任事業組合)で、出資金は70万円。センター長には影山摩子弥氏(国際総合科学部教授)が就任、副センター長は木村琢郎氏(国際総合科学部準教授、ヨコハマ起業戦略コース長)、齊藤毅憲氏(国際総合科学部教授)、深澤利元氏(ISOコンサルタント)の3名。
横浜市立大学CSRセンター