横浜市文化芸術都市創造事業本部と中区役所は4月28日、公募していた文化芸術の振興拠点「初黄・日ノ出町文化芸術振興拠点(仮称)」(中区黄金町2)の運営団体をBankART1929に決定した。同事業は、まちのにぎわいの創出やアーティストが活動しやすい環境づくり等に関する事業提案を民間から募集し、運営団体を選定し実践する店舗転用のモデル事業。BankART1929の事業提案は「Art Home 初黄・日ノ出町(仮称)」で、昼間は建物1階を一般に開放し、週末は地域住民や若いアーティストが展覧会やバザーなどを開催できる空間として活用、またアーティストが拠点に常駐し芸術活動を行うことで、常に見られる明るい街へと変化させるというもの。「活動のクオリティの高さ、市内外への情報発信機能、アーティストが常駐し芸術活動を行うことによる『まちづくり』への貢献、事業提案の実現性などの総合力」が評価され、応募3団体のなかから選考された。建物は昭和54年築の木造2階建て、床面積は約50平米。BankART1929が運営するのは2階和室(畳敷床面積約28平米)と1階の事務室2室(約19平米)。オープンは6月、事業の実施期間は平成21年度までの4年間を予定している。なお、1階の別室には、初黄・日ノ出町地域防犯拠点「ステップワン」が3月にオープンしている。
BankART1929