横浜市は5月31日、「開港150周年・創造都市事業本部」の発足にあわせ、「Creative City Yokohama」のロゴマークを発表した。
横浜市は、歴史的建造物や個性的な都市景観などの地域資源を活用し、文化・芸術に象徴される創造的な活動が展開されることで都市の魅力を高め、活性化や経済の振興を図る「クリエイティブシティ(文化芸術創造都市)」を目指している。市では平成16年度から文化・芸術の振興を新たな都市戦略と位置づけ、部局を横断して取り組む「文化芸術都市創造事業本部」を設置、今年4月の局再編成で「開港150周年・創造都市事業本部」となった。クリエイティブシティ実現に向け、都心臨海部を再整備して賑わいを生み出す「ナショナルアートパーク構想」、都心部の歴史的建造物をコンバージョンし、アーティストやクリエイターが創作・発表・滞在する場としていく「創造界隈」、映像・コンテンツ系産業やエンターテイメント産業の集積を図る「映像文化都市」、3年に1度開催する国際現代美術展を中心に文化芸術都市としての横浜を国内外にアピールする「横浜トリエンナーレ」の4つのプロジェクトを実施している。
ロゴマークをデザインしたのは、創造界隈の万国橋SOKO(中区海岸通4)に拠点を置くデザイン会社「NDCグラフィックス」。クリエイティブシティのイニシャルである「C」と、文化・芸術がもたらす感動を表わす「!」を組み合わせ、見開いた目を連想させる形状となっている。
5月31日から同市事業の広報印刷物等にロゴマークを使用開始し、クリエイティブシティの取り組みを市民や国内外へと発信する。今後は日本語表記のデザインとあわせて使用要綱を策定していく。