横浜市芸術文化振興財団は、第3回横浜トリエンナーレの開催に向けて、サポーターの意識とスキルを強化するための1泊2日の研修旅行「トリエンナーレ学校修学旅行 第1弾 弘前編」を7月29日~30日に開催する。
トリエンナーレ学校は、横浜トリエンナーレのサポーター育成を目的に昨年4月から12月10日までほぼ毎週にわたり開講された、現代アートの学びの場。今回の修学旅行では、7月末から弘前で開催される奈良美智 + graf 「AtoZ」展のオープニングと、7月にオープンする青森県立美術館を訪れる。現代美術の現場で活動するサポーターやボランティア、アーティストの話を直に聞き、次回の横浜トリエンナーレに向けた組織づくりに役立つようなスキルを学ぶ狙い。
「AtoZ」展は青森県弘前市の吉井酒造煉瓦倉庫で開催される展覧会。これは横浜トリエンナーレ2005の出展作品でもあったプロジェクト「AtoZ」の集大成として7月29日~10月22日まで開催される展覧会で、40以上の様々なテーマの小屋を建て架空の街並をつくり出すというもの。運営しているのはNPO法人harappaで、ボランティアスタッフの手によって成り立っている。
7月13日にオープンする青森県立美術館は、彫刻家の成田亨氏、現代美術作家の奈良美智氏など、近・現代の青森県出身作家や、青森にゆかりのある作家の美術作品を中心に収蔵する美術館。開館準備段階から組織されたボランティアスタッフが運営に参加している。
ツアー内容は、29日の9時に羽田空港に集合、14時に「AtoZ」展オープニングに到着、夜は弘前国際ホテルに宿泊する(2名1室利用)。30日は13時15分に青森県立美術館に到着、17時5分に青森空港を出発し、18時20分に羽田空港に帰還する。料金は交通費、宿泊費、弁当・食事代、拝観・入場料込みで1人69,000円(参加人数が25名以上の場合は61,000円、35名以上の場合は57,000円となる)。問合せ、申込は横浜市芸術文化振興財団 ZAIM トリエンナーレ学校修学旅行係(TEL 045-222-7030)まで、応募締切は7月13日。