横浜市交通局は6月15日、横浜市営地下鉄で現在営業中のあざみ野~湘南台間の路線名を「ブルーライン」、平成19年開業目標で建設中の中山~日吉間の路線名を「グリーンライン」と決定した。
市営地下鉄の中山~日吉間は、緑区中山町のJR横浜線中山駅から、都筑区川和町・茅ヶ崎中央・中川中央・北山田・東山田町、港北区高田町・日吉本町などを経由して、港北区日吉の東急東横線日吉駅までの、約13キロメートルの路線(駅名は仮称)。中山~日吉間の開業に伴い運行路線が2本になることから、それぞれの路線につける分かりやすい名前を一般公募した。約9,200通の応募のなかから、大学教授等8名で構成する「横浜市営地下鉄路線愛称検討部会」の審議により3組に絞り込み、交通局が決定した。
市では選定理由を下記のように発表している。(1)路線の名前の一般公募において、組合せでの応募で第1位の得票を獲得している (2)色の名前は分かりやすく覚えやすい。特に外国人や子どもに分かりやすい (3)地下鉄の路線の名前について、英語由来の片仮名の採用や、色の名前の採用は国内に事例がなく、横浜の国際的で先進的なイメージと合致し、すてきな印象を与える (4)それぞれの色が横浜及び沿線のイメージカラーと認識されており、親しみやすい (5)路線の名前の募集時のコンセプトに合致している。
路線の名前の使用開始は、両路線とも中山~日吉間の開業時を予定している。市では名前の定着に向けて、広報等を活用した宣伝周知に努めていくとともに、路線の名前とカラーリングを合わせるよう、電車の車体や駅の案内表示などの整備を順次進めていく方針。