神奈川県は、平成17年に神奈川県を訪れた入込観光客の延人数を発表した。発表によると入込観光客は、平成13年から5年連続で増加し、前年に比べ192万人（1.2％）増えて1億6,116万人となり、調査開始以降最高だった平成元年の入込観光客数1億6,065万人を上回り、過去最高となった。

　最近20年間の観光客数は横浜博覧会が開催された平成元年に1億6千万人となったのをピークに減少し、平成9年から平成14年までは1億4千万人台で推移していたが、平成15年に1億5千万人台まで回復し、平成16年にはみなとみらい線の開通等により1億5千900万人に、平成17年はさらに伸びて過去最高となった。

　横浜市の入込観光客数は、「横浜トリエンナーレ2005」「ルーブル美術館展」等の各種企画イベントの開催による集客効果や、観光プロモーションの推進、ホテルの新規開業等により103万人増加した。

　調査は県と各市町村で構成する「神奈川県観光振興対策協議会」によるもので、施設管理者やイベント主催者が報告した観光客数、海水浴場などの観光地の実地調査から推計した年間観光客数を市町村がとりまとめ、県が合計して把握したもの。実施市町村数は神奈川県内37市町村で、調査対象期間は平成17年1月1日から12月31日。

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