テレビ神奈川（ｔｖｋ）は、本社のある横浜メディア・ビジネスセンター（中区太田町2）1階の多目的スペース「ヨコハマNEWSハーバー」の公開スタジオから新番組「ｔｖｋNEWSハーバー」の生放送を7月10日から開始した。

　番組内容は、県内ニュースを伝える「ｔｖｋニュース」、日替わりで地元の話題や旬のテーマ、生活に役立つ情報を紹介する「特集」、神奈川新聞記者が世論に賑わせている問題を分かりやすく解説する「神奈川新聞ニュース縦横ななめ」、県内の天気を伝える「明日の天気」など。特集では、スペースに設置したアンケート用紙や番組ホームページで実施する意識調査の結果発表、インターネット中継を使って夕暮れの街に出てその表情を生で伝えるもの、地元コミュニティFMのスタジオとのミニ中継など、新しい試みを取り入れる。放送時間は毎週月曜～金曜の17時30分～18時10分。

　スタジオスペースは透明なパーティションで区切られているため、360度の方向から番組収録の様子を見ることができる。観覧希望者を募集して収録する「公開番組」の形ではなく、スタジオをガラス張りにして、来た人に収録の裏側まで見せるという形だ。同社報道制作局制作部長の諏訪さんは、「ニュース番組を公開生放送するというのは他ではない試み。ぜひ足を運んでいただき、番組づくりの裏も表も自由に見ていただきたい」と語る。

　多目的スペース「ヨコハマNEWSハーバー」はスタジオ、インフォメーション、イベント、レストランの機能を持つフリースペースで、敷地面積は約580平方メートル。壁面に300インチの大型ディスプレイを設置し、高校野球中継などを放映するほか、関内地区の活性化や視聴者との双方向の交流を目指して講演会やイベントなども行い、市民に開かれた場所として活用する。

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