BankART1929は7月14日と20日に「越後妻有アートトリエンナーレ(大地の芸術祭)」の参加作家による講演会・交流会をBankART1929 Yokohama(横浜市中区本町6)で開催する。
7月14日は、BankARTスクール公開講座「地震と豪雪を乗り越え飛翔く越後妻有『大地の芸術祭』クリスチャン・ボルタンスキー オープンレクチャー」を開催する。ボルタンスキーさんは、2000年から3年おきに開催している「越後妻有アートトリエンナーレ(大地の芸術祭)」に続けて参加しているフランスの芸術家。7月23日から開幕する越後妻有アートトリエンナーレ2006では、前回展の作品に手を加えて東川小学校の校舎全体を美術館として改装するほか、建物を劇場空間としてとらえて明暗を使い分け、「かつて学校にいた子供たち、記憶が影のように浮かび上がるような作品」を、舞台演出などを手がけるジャン・カルマンさんと共に制作する。今回の公開講座ではボルタンスキーさんがレクチャーを行う。開催時間は19時~21時まで。
また、7月20日には同会場で「ドミニク・ペロー講演会+大地の芸術祭 開幕直前交流会」を開催する。当日は参加作家である建築家のドミニク・ペローさんが今回手がける能舞台や、ペローさんがテーマとする建築と自然の関係について講演する。講演終了後はペローさんに加えて、「空き家プロジェクト」として同祭に参加する建築家ユニット「みかんぐみ」、同祭の総合ディレクターである北川フラムさん、横浜市開港150周年・創造都市事業本部らが参加して対談を行う。開催時間は18時30分~21時30分まで。
両イベントとも定員は1929ホールが130名、レクチャーの様子を映像を中継する3階の1929スペースが170名。入場券は大地の芸術祭のパスポート(要予約)で、前売価格は大人3,000円、学生2,000円、子供500円。終了後は交流会(参加費は別途1,000円)を行う。(写真=クリスチャン・ボルタンスキーさんの作品、撮影=安斎重男さん)