京浜急行電鉄株式会社(東京都港区、石渡恒夫社長)は、グループの事業拡大の一環として、宿泊機能に特化したビジネスホテル事業に進出し、第1号店を大森海岸駅前に、第2号店を横浜ポートサイド地区に出店することを発表した。
開業予定の1号店は、平成19年11月に開業する「(仮称)大森海岸駅前京急ビル」(品川区南大井3)。鉄筋コンクリート造地上12階建。客室数は105室(シングル104室、ユニバーサル1室)。2号店は、平成20年3月開業予定する「(仮称)京急開発ポートサイドビル」(神奈川区金港町1丁目、ヨコハマポートサイドA-2街区)で、建物は地上9階塔屋1階建。客室数は219室(シングル207室、ツイン10室、ユニバーサル2室)。着工予定は平成18年9月。
ビジネスホテル事業について同社は、「品川における新幹線新駅の設置に始まり、平成21年の羽田空港再拡張による国際便発着枠の拡大や、現在も進む横浜のMM地区の開発等により、出張のビジネスマンや週末の観光客を中心として、今後も高まると思われる沿線における宿泊需要に応える」ものとしている。「将来的には同社沿線を中心にチェーン展開を図っていく」方針とのこと。