横浜市芸術文化振興財団は8月23日、アーティスト・クリエーターの拠点「ZAIM」(中区日本大通34)の入居者団体25組を発表した。
入居団体は「アーティスト」(6組)、「建築設計」(4組)、「アーティスト・クリエーター支援」(10組)、「市民活動」(3組)、その他(2組)で、応募団体66組の中から、有識者や地域代表等で構成する審査委員会での審査を経て選考された。入居団体・個人名は以下のとおり。
【アーティスト】「Hatch Art(ハッチアート)」(代表者=フランシス真悟、活動内容=美術作品制作/アーティスト紹介と交流)、「ペピン結構設計/AAPA(アアパ)」(代表者=里見有祐/上本竜平、活動内容=演劇制作・上演、舞台空間設計)、「えりも」(代表者=森田会里、活動内容=人形・フィギュア制作)、「MA(マ)」(代表者=山野真悟、活動内容=美術作品の制作・発表/アーティスト支援)、「曽谷朝絵」(活動内容=美術作品制作)、「鈴木悠子」(活動内容=写真・映像作品の制作)
【建築設計】「Techno-design」(テクノデザイン)(代表者=中村由美子、活動内容=建築設計/アートと協働する構造デザインの提案)、「LWL and Associates.(エル・ダブリュー・エル・アンド・アソシエイツ)」(代表者=岸健太、活動内容=建築設計/アートと協働する都市問題解決の研究)、「オンデザインパートナーズ」(代表者=西田司、活動内容=建築設計/ドキュメント・フィルムの制作)、「パシフィックハウス」(代表者=持田慶太、活動内容=建築設計/イベント制作・映画産業振興)
【アーティスト・クリエイター支援】「浜サロン『sachi庵』(サチアン)」(代表者=高杉嵯知、活動内容=作品展示/アーティスト支援と交流)、「アートネットワークジャパン」(代表者=市村作知雄、活動内容=創造都市交流/演劇・舞踏の企画制作)、「AKT(アクト)」(代表者=河合政之、活動内容=ビデオアート・ライブラリー運営/映像イベント企画制作)、「ミアカビデオアーカイブ準備室」(代表者=長谷川仁美、活動内容=映像芸術の教育・普及/映像アーカイブ設立)、「クリエイティブクラスター」(代表者=岡田智博、活動内容=メディア芸術、情報デザインの振興/クリエーター支援)、「デジタル・キャンプ!」(代表者=渡辺健司、活動内容=クリエイターの紹介と支援/産・官・学・民の交流)、「ジョイントワークス」(代表者=ヒラヤマユウジ、活動内容=コンテンツ事業者・クリエーターの交流と支援及び市民向け教育)、「横浜アートプロジェクト」(代表者=榎田竜路、活動内容=映像・音楽・環境イベント等の企画制作)、「ASIAGRAPH日本事務局」(代表者=喜多見康、活動内容CGアート、デジタルコンテンツの振興/国内外交流の窓口)、「ザ・ダークルーム・インターナショナル」(代表者=斉藤久夫、活動内容=暗室運営、教育・普及による写真文化の振興)
【市民活動】「横浜シティアートネットワーク推進委員会+はまことり」(代表者=羽月雅人、活動内容=企画制作・広報・交流・育成等の市民活動)、「Liberty-comm(リバティ・コム)」(代表者=浅原良一、活動内容=企画制作・実演・育成等の市民活動)、「プロジェクト・レインボー」(代表者=和久葉子、活動内容=企画制作・実演・育成等の市民活動)
【その他】「ON-COOプロジェクト(オンクウプロジェクト=音響空間研究会)」(代表者=田口和典、活動内容=音響空間と音響機器の研究開発)、「横浜コミュニティデザイン・ラボ」(代表者=町野弘明/和田昌樹、活動内容=都心部活性化研究と街づくり/ヨコハマ経済新聞編集)
同プロジェクトは、横浜トリエンナーレ2005で「トリエンナーレ・ステーション」として活用した1928年創建の歴史的建造物「旧関東財務局」及び「旧労働基準局」を、芸術・文化など創造的活動の拠点施設として2年間暫定活用するもの。アーティストやクリエイターにオフィス・アトリエ・スタジオなどの活動拠点としてZAIM本館(旧関東財務局)の2階~4階までの13室を貸し出し、創造活動を支援するほか、ホール等を使いイベント、講座、交流会などを実施し、創造的産業が集積する「創造界隈」の形成や、街の活性化を目指すもの。