ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル（西区みなとみらい1、TEL 045-223-2222）は9月9日、旧チャペルの改装工事を終了し、海が見えるガーデン付チャペル「Bayfairy（ベイフェアリー）」の営業を開始した。

　改装により、新チャペルは、これまで50席だった参列席が80席に増設されたほか、バージンロード正面から天井までをガラス張りにして自然光を取り入れた。また、隣接する旧屋外プールのスペースを海や夜景が一望できるガーデンテラスに全面改築し、挙式後のライスシャワーやキャンドルを灯したナイトウエディングのほか、多目的パーティーなどの開催も可能になった。

　改装は、ウエディング市場で「チャペル式志向」が年々強くなっており、若いカップルの「神式離れ」が顕著となっていることから、同ホテルも7月に「神式」部門を全面廃止、「チャペル式」一本に絞るため旧チャペル及び周辺改装工事を行っていたもの。総工事費は1億円。初年度売上目標は24億円。

　改装後の動向について同ホテル関係者は、「今年12月までの成約数は、例年の750組を上回る約800組に達した。これは1991年のオープン需要以来の数字」であるとして、早くも「チャペル効果」が表われているとの見方を示している。

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