9月22日から24日まで、横浜情報文化センター情文ホール(中区日本大通11、TEL 045-664-3737)で「第5回横濱学生映画祭~横浜国際映像芸術祭2006」を開催する。主催は、NPO法人横浜アートプロジェクト、北京電影学院、第5回横濱学生映画祭実行委員会。
同映画祭は、日本の学生映画を中心にアジア各国の若手映像作家の作品を紹介するもので、一般市民の映像文化への興味を喚起するとともに、映画教育環境の改善や新たな才能を発掘するための産官学民の連携などを目的としたもの。
今年は日本の学生映画から8作品、チャン・イーモウ監督など国際的に評価の高い映画人を多数輩出している中国国立映画大学「北京電影学院」から12作品、女優チャン・ツィイーさんらを育てた中国の名門俳優養成学校「中央戯劇学院」から6作品、韓国国立の映画学校「韓国フィルムアカデミー」から12作品を上映予定。映画祭のクロージングには、中国、韓国の学生が日本の学生のサポートを受けながら「横浜」をテーマに製作したドキュメンタリーが上映される。日・中・韓の学生の共同製作作品としては史上初。
上映作品は、現在公開中の「グエムル-漢江の怪物-」のポン・ジュノ監督の学生時代の作品「支離滅裂」、「8月のクリスマス」のホ・ジノ監督の同「コチョルのために」、北京電影学院で歴史上初めての日本人留学生の卒業制作作品「北京一日」、カンヌ映画祭でも上映された中央戯劇学院「タオズ」、日本映画学校留学生ハン・チンソンさんの卒業制作「URINARA」、大阪芸術大学の長編「剥き出しニッポン」など。
関連イベントとして25日15時から、ZAIM(中区日本大通34)で「日中韓映像交流リンポジウム」も開催。ZAIMでは映画祭期間中、北京電影学院ニューメディアアート科のメディアアート作品も上映する。