横浜市教育委員会は9月15日、教育に対する「理想と情熱と技」を備えた即戦力教員の確保・養成を図るため、横浜市の教員を志望する学生・社会人などを対象にした教員養成塾「よこはま教師塾」(塾長=義家弘介さん)の塾生募集を開始した。
同塾は、即戦力教員の養成を図り、横浜の教育のリーダーとなる人材の育成を目指し、塾長に「ヤンキー先生」の通称で知られる義家弘介さんを迎えて来年1月に開設。活動は月2回で、さまざまな分野の講師による講義や演習を行うほか、学校や地域での子どもの学習活動の場や、教師になることへの思いを語り合う合宿に参加する。初年度は2007年1月から2008年3月で、在塾中に横浜市の教員採用試験を受験することになるという。
募集対象は、横浜市教員志望の学生や社会人などで、小学校の教員免許を既に取得しているか2007年度中に取得見込みの者で、1968年(昭和43年)4月2日以降に生まれた者。受講料は年間8万円で、入塾予定者数は100名程度。教員として採用された場合、同額を返還する。
義家さんは、北星学園余市高等学校の教諭を経て、2005年4月より横浜市教育委員に就任した。著書に「不良少年の夢」「ヤンキー先生のたからもの 天使たちの詩」などがある。