インターネット事業を展開するウェブハリケーン(横浜市港北区)は10月4日、横浜市を中心とした神奈川県の企業限定のデジタルチラシ広告サイト「ハマチラ.com」をスタートした。
同サイトは、企業がインターネット上でチラシ広告を配信できるシステムをASP方式で提供するもので、JPEG、PDF、Excel、Word、一太郎のいずれかの形式でチラシコンテンツを登録すると、全国の登録ユーザーに公開ができる。利用料金は月額3,150円+従量課金方式(クリック単価)で、想定利用者は「自社チラシがターゲットに行き届いていないという問題を感じている企業」(同社)。
チラシ回覧にはユーザー登録(無料)が必要で、登録ユーザーは「地域」「路線」などのカテゴリーから閲覧するチラシを選択し、気に入った店は「マイチラシ」として登録することもできる。また、個人が「バザーのお知らせ」などのチラシを配信することも可能で、個人の利用料金は無料の予定。
同社では不動産業、引越し業、飲食店など数社の企業とサービス開始に向けてシステムのテストを行っているほか、ホームページを持たない商店へのアプローチとして、クーポン情報・求人情報が掲載可能な仕組みも用意しているという。
同社担当者によると、「この事業により、ジャンルを問わず低料金で横浜全域に発信できる場の提供を目指す」という。今後、登録可能な企業の地域を広げていく予定。(写真=「ハマチラ.com」サイト画面)