横浜中華街にあるチャイナテーマパーク「横浜大世界(愛称=DASKA)」(中区山下町97、TEL 045-681-5588)は11月3日、開館3周年を機にフロア構成を全面変更し、リニューアルオープンする。
リニューアルでは、従来のフロア構成を一新するほか、開館当初から上海の黄金期(1920~30年代)の上海文化をテーマに統一されていた装飾、演出、パフォーマンスも、中国全般を紹介するものへと変更する。
新しいフロア構成は、吹き抜けのオープンスペースとなる1~2階を、中国雑貨などを販売する「ダスカマーケット」にするほか、3~5階は日中両国の10店が出店するフードコート「中華食祭広場」となる。人気の高い飲食の強化を図るため、美肌コース料理を提供する「桃皇楼(トウコウロウ)」、海外初出店する上海点心の「鼎新園(ティンシンエン)」、四川料理の「麻辣餐庁 唐華(マーラーサンチン トウカ)」、横浜青葉区の有名店「豊龍(ホウリュウ)」の4店舗を新たに導入するほか、既存店も新メニューを提供する。6~8階は「大世界劇場」と「大世界ミュージアム」として、京劇・中国楽器演奏・雑技を組み合わせたオリジナル演目の上演や中国文化に関するテーマ別展示、中国アーティストの作品・映像紹介、CDやDVDの販売などを行う。
改装に伴い、6~8階のみが有料エリア、フードコートは無料となる。入場料は大人=800円、子供=600円ほか。
同館では、北京五輪や上海万博の開催に向けて活気付く中国の情報を先駆けて発信し、「手軽に本物の中国を味わえるスペース」(同社)を目指しており、担当者は、「これから到来が予想される中国ブームに応えたい」と話している。