BankART1929(横浜市中区本町6)と大野一雄舞踏研究所(横浜市保土ヶ谷区上星川1)は10月27日から29日まで、BankART Studio NYK(中区海岸通3)で「大野一雄フェスティバル2006 ~大野一雄100歳の年 最小の肉体 最大の命~」を開催する。
大野一雄さんは1906年10月27日生まれの横浜在住の舞踏家。フェスティバルでは100歳を迎える27日を「大野一雄100歳の日」とし、大野さんを迎えてパーティーを行うほか、28日に大野さんと長い交流があり、今年8月に急逝した映画監督のダニエル・シュミットさんが1995年に撮影した「書かれた顔」、未公開作品の「稽古場の大野一雄」「KAZUO OHNO」の3作品の上映、映画史研究家の四方田犬彦さんによる「不死について」をテーマにレクチャーが行われる。最終日には「1000人が語る大野一雄」プロジェクトとして、演劇評論家・渡辺保さんと舞台評論家・中村文昭さんのレクチャー、舞踏家・大野慶人さんの最新作の指人形による舞踏「カズオオオノ」の上演を行い、大野一雄さんについて語られた資料としてアーカイブする。3日間の通し券は一般=4,500円、学生=3,800円。
期間中、大野さんを1950年代から46年間撮り続けている写真家・細江英公さんの写真集「胡蝶の夢: 舞踏家・大野一雄」と、映像作家・丹下紘希さんが今年7月に大野さんを撮影した最新映像「イエス 花 死 生」も初公開する。