横浜市は11月14日、同市が推進する「経済の新たな担い手創生事業」の2006年度支援対象団体として「シニアSOHO横浜・神奈川」と「ヴイエムシイ」の2つのNPO法人を認定した。
同事業は、「経済の新たな担い手」となる産業支援型NPOなどと横浜市が協働で経済活性化事業を推進し、継続的な事業実施を支援することで、担い手の成長・発展を促すことを目的とするもの。同市が提示した2つのテーマ「団塊の世代の交流拠点の設置・運営」と「新たな担い手による横浜産業情報ポータルサイトの設立・運営」に対し申請があった5団体から、専門家などで構成される審査会(委員長=横浜市立大学国際総合科学部 齊藤毅憲教授)が審査をし、2団体を認定した。
認定団体の事業内容は、「シニアSOHO横浜・神奈川」(山本浩一郎代表理事)が、高齢者の就業支援拠点として「横浜ECN-Plaza」を設置・運営し、団塊の世代等高齢者の能力活用、新たな雇用・就業機会の確保を図る事業を行い、「ヴイエムシイ」(猪狩惇夫理事長)が、横浜のIT企業を中心とした産業情報をインターネットで毎日発信するポータルサイトを設立・運営し、同サイトを起点としたビジネスチャンスの拡大、企業間交流や産学連携等新たな活動・ビジネスの創出を目指す事業を行う。
横浜市は今後3年間、認定団体に対し助成金の交付など経営面や資金面での支援を行うほか、年度末の事業実績評価で優れた評価が得られた場合は、活動成果のPR支援などを行う。