横浜市港湾局は、大さん橋国際客船ターミナルから乗船する際の渡船橋を高齢者や車いす使用者にも利用しやすい全通路スロープ型に改造し、11月21日より使用を開始する。
リニューアルした渡船橋は、入港した客船の乗降口と客船ターミナルデッキとを連結し、乗客が岸壁に降りることなく行き来できるようにした通路施設。渡船橋の通路の全長は約60メートルで分速約10メートルで動く自走式タイプ。通路監視装置としてカメラ4台、モニター2台が設置されている。改修工事費は約2億4千万円。自走式でバリアフリー型の客船旅客乗降用施設としては国内では2例目。
11月21日10時に大さん橋国際客船ターミナルCバース(みなとみらい側)入港する「飛鳥II」(50,142トン)から供用を開始し、順次入港する客船に使用していくという。