サンケイリビング新聞社横浜事業本部(横浜市中区尾上町5、以後サンケイリビング社)は12月1日、横浜市との協働編集によるフリーペーパー「ハマジン」を発刊した。
同誌は、行政と民間企業が協働編集する全国初のフリーペーパーで、全36ページのうち10ページ分に行政情報を掲載し、掲載ページ分の広告料を市がサンケイリビング社に支払う。メーンターゲットは、団塊の世代を含む40代以上の市民など「仕事や生活に忙しい大人世代」で、横浜市は同誌により、堅いイメージのある行政情報を「グルメやファッションなどの記事を読み進めるうちにいつの間にか市政情報にたどり着く」ように柔らかい切り口で紹介することを目的とする。
編集コンテンツは、会議で両者が「民間情報」と「行政情報」の掲載内容のすり合わせを行い、サンケイリビング社が記事執筆を担当する。創刊準備号の掲載内容は民間側が「横浜のライブハウス特集」や「女心ランキング」、行政側が「ごみ問題に関する特集」と「団塊の世代」に関する記事など。発行は、3月・6月・9月・12月の季刊で、創刊準備号は6万部、創刊号は10万部を発行予定。配布場所は駅のPRボックスや市内のオフィス、区役所、図書館などを予定している。(写真=横浜市が民間と共同編集した初のフリーペーパー「ハマジン」)