フェリス女学院大学(横浜市泉区緑園4)は12月9日、パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)会議センター・メーンホールでシンポジウム「最近の異常気象のゆくえ、沈む島々~止められないのか地球温暖化~」を開催する。
シンポジウムは、国内・海外で活躍する環境スペシャリストを招いてグローバルな視点から地球温暖化防止を考えるもの。「異常気象」や「海面上昇によって生活基盤が失われる太平洋島嶼国の危機」についての基調講演のほか、パネリストが「負の遺産を次の世代に残さないために、今何ができるのか」をテーマに討論を行う。講師はプリンストン大学上級研究員の真鍋淑郎さん、キリバス共和国のKoin Etuatiさん、フェリス女学院大学エコキャンパス研究会学生など。コーディネーターは地球環境と大気汚染を考える全国市民会議の早川光俊専務理事が務める。開催時間は13時~16時40分。入場無料。
同大学では、2002年に発足した「エコキャンパス研究会」に所属する学生とともにビオトープ、太陽光発電、生ゴミコンポスト化、屋上緑化などを進める「エコキャンパス」作りを進めており、2005年の3月には「横浜環境保全活動賞」「かながわエネルギー賞」を受賞した。同取り組みが文部科学省の「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」に選定され、地域に開かれたエコキャンパスとして環境情報発信や地域連携を図るイベントなどを行う「フェリス・エコ・キャンパス・プロジェクト2006」に取り組んでいる。