市民活動やアーティスト活動の拠点ZAIM(横浜市中区日本大通)で12月9日、2人組のアートユニット・ログズギャラリー(濱地靖彦さん・中瀬由央さん)のトークショー「ガソリンミュージック&クルージング 日本縦断2006-2007旅のトーク&デモンストレーション」が開催される。
「ガソリンミュージック」は、高性能音響システムを搭載した車の後部座席に観客を乗せ、マイクで採取したドライブ自体の走行音にエフェクトを施し、アンプやスピーカーで増幅して聴かせるドライブパフォーマンスで、同ユニットは現在、各地で同様のパフォーマンスを行いながら北海道から約1年かけて日本列島を横断する「ログズギャラリー ガソリンミュージック&クルージング 日本縦断 2006-2007」を行っている。
イベントでは、ナビゲーターに横浜美術館学芸員の天野太郎さんを迎え、同ユニットのトークショーのほか、現在までに旅した帯広、釧路、青森で車載カメラが撮影した約100時間のビデオテープから選んだ映像を上映しながら、クルージングと旅の魅力に迫る。
トークショー後、同ツアーのためにカスタマイズされた「シトロエン XM-X」によるサウンドデモンストレーションも予定。来場者のうち抽選で選ばれた2人が約30分のプレゼンテーションドライブを体験できる。開催時間は18時~20時。定員70人。料金は1,000円。
同ユニットの活動は、ドライブ中のAMラジオのチューニング時にステレオが拾ったエンジン音に注目し、その後テレフォンピックアップマイクと出会ったことに始まる。2人は「密室が動いていく環境が面白い。ライブハウスのように多数の観客に向けて行うパフォーマンスではなく、2人対2人というのがポイント」。今回のイベントでは「まず、どんな音が出るのか聴いてほしい」と話している。