横浜ダイヤビルマネジメント(横浜市神奈川区金港町1)は12月16日より、横浜ベイクォーター(同)でイルミネーションイベント「D-K in 横浜ベイクォーター」を行う。
「D-K(デジタル掛け軸)」は、デジタルアーティストの長谷川章さんが考案した、100万枚のデジタル映像をコンピューターにランダムに組み合わせ、歴史的建造物や自然などに映写して幻想的な空間を作り上げる新しい芸術スタイル。画像を構成する光の粒子が徐々に入れかわり、映像が「オーロラのようにゆらぎながら変化していく」もので、来館者も画像の光を浴び、アートと一体化する感覚が味わえるという。
同館での企画は、メーン広場に面した白い壁面に色とりどりのスライドを8台のプロジェクターから投影するとともに、マニピュレーターの中山信彦さんが手がけた映像にシンクロするシンセサイザーの音楽を流す仕掛け。
同館担当者は「この施設の開発コンセプト『アートアンドデザイン』を元に、通常のイルミネーション以外の形を模索していたところ長谷川さんとの出会いがあった」と話し、映像を鮮明に見せるため投影時間中はメーン通路の照明を落とし、周辺飲食店の協力店舗でも店内を暗くして「キャンドルタイム」を設けるという。投影時間は18時30分~19時と21時~21時30分の2回。12月25日まで。