東急レクリエーション(東京都渋谷区)は12月9日、横浜駅西口近くの映画館「ムービル」(横浜市西区南幸2、TEL 045-311-0330)をリニューアルオープンする。
リニューアルのコンセプトは「Production & Relax(生産性と安心感)」。幅広いターゲット層を想定し、館内内装を木目とグレーを基調としたものへ変更したほか、2 階チケットカウンターを全面改装。上映作品のタイムテーブルをLED表示の案内板へ変更し、窓口にマイクシステムを導入してチケット購入がスムーズに行える環境を整えたという。また、各階に設置していた売店機能を一つにまとめた新規コンセッションを4階に設置した。同館では従来提供していなかった「その場で作る」ポップコーンやホットドッグなど、シネコンタイプのメニュー15~20種類を提供する。各階の売店撤去後のスペースはソファを置き、待合いスペースとして活用するという。
リニューアルに伴い、9日と10日には初回上映の入場者へのポップコーンサービス、「ウエスト・サイド物語」の特別上映(15日まで)、「相鉄ムービル」館内店舗でくじ引き(24日まで)などの記念キャンペーンを展開する。
同館板倉支配人は「6月に施設運営を継承後、改装のタイミングを計っていた。内装・売店機能を見直したリニューアルで正月興行に備えたい」と話している。
同館は5つのスクリーンを備え、劇場面積=4,770平方メートル、客席総数=1,953 席。同社は今年6月1日より同館運営を相鉄ローゼンより継承し、11月24日から同施設として18年ぶりの改装を行っていた。建物共用部分を含めた改修工費は2億円。